美しい草花 |
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(美しい草花春夏秋冬) |
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「春」の草花美しい草花を春の草花:夏の草花:秋の草花:冬の草花に分け難しい漢字などありますので全てに、ふりがなをつけて見やすく解りやすいように紹介してしております皆さんの参考になれば、なによりです、ごゆっくりご覧下さい。 錨草(いかりそう) 異名「三枝九葉草」(さんしくようそう)」 先端にいくにつれて細くパイプ状になった淡い紫色の花を下向きにつける。その花形が錨に似ているのでこの名が 付いた。 薬効:虚弱、強精、有名な、仙霊脾酒(せんれいひしゅ)は錨草40グラムを老酒(らおちゅう)または、焼酎1,8リットル 三日間浸したもの。 翁草(おきなぐさ) 異名「猫草、姥頭(うばがしら)、善界草(ぜがいそう)、姫花。」暗い赤紫の花を1本の茎に一個ずつつけ、茎、葉、花の外側は白いやわらかい毛でおおわれている。花が枯れると、めしべが伸びてあたかも老人(おきな)の白髪のようになるので、このような名がつけられた。 薬効:熱をともなう下痢や女性の月経閉止のときに煎じて飲む。民間療法では、痔、しらくもに根の汁を使う。 踊り子草(おどりこそう) 異名「すいすいぐさ、へびのちっち。」 早春葉のつけ根に淡い赤紫色や白色の花を数個わのようにつける。また花の上部は兜の形をしており花の形が笠をかぶって踊る踊り子の姿に似ているところから、この名が付いた。 食用:花の蜜。若芽をからしあえで食べる。 万年青(おもと) 濃い緑色の葉が根元から生え、晩春、葉の間から伸びた茎に淡い黄色の小花が咲く。名の由来は、良種が豊前(大分)の御許(おもと)山から出るのでこの名がついたという説と太いひげ根があることから粗大な株を意味する大本が転じたという説とがある。 観賞:秋に熱した実は赤く美しい。 篝火草(かがりびそう) 異名「シクラメン、豚の饅頭。」 晩春丸い葉から花の茎が伸び、大きな蝶形の花をつける。色は白、淡い紅、濃い朱色などあでやかである。わが国には明治時代に渡来した。 観賞:クリスマスや正月の花として温室栽培のものが 鉢植えで売られれいる。 鹿の子草(かのこそう) 異名「春女郎花(はるおみなえし)、吉草、 纈草(かのこそう)」 淡紅色のこまかな合弁花をむらがってつける。この花の様子が子鹿特有の白い斑点のようにみえることからこの名がつけられた。 金盞花(きんせんか) 異名「長春花、常春花。」 八重咲、大輪のオレンジ色の花をつけ、朝方開き夕方にしぼむ特性がある。名は花の形が金の盃に似ているところからきている。花が丈夫なので、仏花や切花としてよく使われる。 常功:切り傷や蜂に刺されたとき、花びらを もんでつけると効く。 金鳳花(きんぽうげ) 異名「馬の足型、駒の足型。」 上端が浅く三裂した卵形の小さな葉があり、葉の形から別名馬の足型とか駒の足型と呼ばれる。いたるところに咲き、 毒草である。 九輪草(くりんそう) 異名「九階草、七階草、七重草。」 三十センチくらい伸びた花茎から紅紫色の花を何段にも層をなし、重なってつける。これが五重塔の九輪に似ているので九輪草といわれる。花の色は栽培種では白色、淡紅色のものがある。 桜草(さくらそう) 楕円形の葉の表面にはシワがあり、緑は細い鋸歯(のこぎりば)のような、ぎざぎざで赤紫色の花を一面につけ、春の草花の代表とされる。さいたま県の県花で、とくに田島ヶ原の 桜草自生地は特別天然記念物に指定されている。 春欄(しゅんらん) 異名「ほくり、ほくち)。」 早春、花茎先に淡い黄緑色の花を1つつける。他の欄に先がけて、春に咲くことからこの名がある。 観賞:香気があり、精楚で野生気品がある。 猩猩袴(しょうじょうばかま) 異名「簪草(かんざしぐさ)。」 葉の出る前に赤紫色の花をつける。花と葉の組み合わせが、ちょうど袴をつけて采配を振るっているようにみえる。 白詰草(しろつめぐさ) 異名「クローバー。」 ほぼ円形で乳白色の花をつける。江戸時代、南蛮渡来ギヤマン(ガラス器具)が、輸送中にわれないようにクローバーを乾燥させた葉を詰めた箱で送られて きたことから名づけられた。葉は三枚が普通だが、ヨーロッパでは、奇形の四つ葉のクローバーを十字架にみたて、幸運の象徴として古くから親しんできた。 鈴蘭(すずらん) 異名「君影草。」 北海道、本州の中北部の高山に自生する。二0センチくらいの花茎に白い花を吊鐘状につける。その花形を鈴になぞらえて名ずけられた。清純な人(君の面影と似ているという意味から君影草ともいわれる。春を告げる花である。 用途:香水。 菫(すみれ) 異名「一夜草、一葉草、相撲取草。」 世界に約五百種、日本だけでも百種あるといわれている。美しい赤紫の花をつけ、野の花の代表とされており日本のみならず西洋でも愛されている。代表的な菫として三色菫(遊蝶花、胡蝶花)香菫(においすみれ)などがある。 蒲公英(たんぽぽ) 異名「不治奈、太奈、鼓草(つづみぐさ)、たんぽ。」 黄色や白色の花をつけ、実を結ぶと白いわたのような冠毛をつけ風で飛ばされる。 食用:根を焦がして煮たてると、コーヒーのような飲み物になり、タンポポ、コーヒーの名称で親しまれている。 薬効:解熱、発汗、健胃、強壮。根を煎じて飲む。 薺(なずな) 異名「ペンペン草、ばら草、三味線草。」 春の七草の1つで、米粒よりも小さい白い花をつける。花は平たい三角形の実となり、これが三味線のバチに似ているので、ペンペン草、バチ草、三味線などと呼ばれる。 薬効:目がよく見えるようになる。 菜の花(なのはな) 異名「アブラナ、菜種。」 種子から菜種油がとれるので、日本では古くから栽培されてきた。また冬の眠りから覚めて春に咲く黄色の花は、人々の心を明るくさせ、童謡や春の季語として親しまれてきた。 食用:良質の油がとれる。 福寿草(ふくじゅそう) 異名「元旦草、賀正欄、長寿草、福徳草、朔日草(ついたちそう)。」 早春、新葉の伸びきらぬうちに茎頂に黄金色の花をつける。開花期が旧正月ころで、色が黄金なのでめでたい草として名づけられた。江戸時代は百種あるといわれたが、 現在では三十種あまりである。 観賞:めでたい鉢物として珍重される。 二人静(ふたりしずか) 異名「早乙女花、狐草。」 白い細かい花を穂のように二,三本つける。謡曲「二人静」の靜御前の亡霊とその霊にとりつかれた菜摘女(なつめ)の二人が舞う姿に似ていることからこの名の由来がある。 雪割草(ゆきわりそう) 異名「州浜草(すはまそう)、三角草。」 早春、古い葉の間から七、八センチに伸びた花茎に花をつける。花には花弁がなく、白色の萼(がく)が花弁のように見える。なかには淡紅色のものもある北国の雪の溶けないうちに花が咲くのでこの名がつけられた。 蓮華草(れんげそう) 異名「紫雲英(しうんえい)、げんげ。」 四、五月頃紅紫色蝶形花を数個、長い花茎につける。緑肥(りょくひ)となるため水田の裏作として栽培され、心なごむ春の田園風景の主役である。栄養分が豊富で、牧草としても 植えられている。 勿忘草(わすれなぐさ) 異名「わするな草)。」 春から夏にかけて梅に似た小さな青紫の花を穂のようにつける。花の芯は黄色。恋人のためにこの美しい花を採ろうとして河に落ち、力つきる前に手にしていた花を投げていった言葉「私を忘れないで」が花の名になったというロマンと伝説に豊む花である。 「夏」の草花。 藜(あかざ) 黄緑色の小さな花がつく。アカザの名は互生した葉の中心に萌え出た若葉が鮮やかな紫紅色をしているところから 名付けられた。 食用:藜の葉は柔らかで、ゆでておひたしやあえものにする。春より秋に至るまで若葉を摘むことができ、 利用期間が長い。 薬効:葉をもんで塗ると虫刺されに効き、民間療法薬として愛用されてきた。 朝顔(あさがお) 異名「牽牛花(けんぎゅうか)、鏡草、 東雲草(しののめぐさ)。」 夏の風物詩の代表的な花で、紫、青、白、紅色のラッパ状の花をつける,茎は蔓(つる)性で左巻き。早朝、花を見せるという意味で名がついた。鎌倉時代に渡来し、薬用としていたが、江戸時代になって観賞用として栽培されるようになった。 薬効:種子に強い下痢効果があるが、用量に注意がいる。 薊(あざみ) 異名「眉つくり、眉はき。」 春咲きと夏、秋に咲くものがある。葉には鋭いとげがあるが、花は鮮かな紅紫や淡い紫色の筆毛のようにやわらかい花をつける。 茴香(ういきょう) たくさんに枝分かれした茎の先に小さな黄色い花をつける。果実はかむとやや甘く、強い芳香がある。名は腐った魚肉に混ぜると香気回復するので、その回香から名ずけられた。 食用:香辛料となる。 独活(うど) 異名「豆知多良(つちたら)、獨揺草(どくようそう)。」 夏から初秋、淡緑色の小さな花を球状に集まってつける。茎は二メートルにもなり、風がなくてもひとりで動いている 植物という意味からこの名がついた。 食用:早春の若い茎は柔らかく、苦味と香りがある、成長して木質化した独活は食べれないところから「独活の大木」のたとえが生まれた。 花魁草(おいらんそう) 異名「草夾竹桃(くさきょうちくとう)、桔梗撫子 (ききょうなでしこ)。」 紅紫色や白色の撫子に似た花を咲かせる。草夾竹桃とよばれるが、文学などには花魁草という名でよく出てくる。花があでやかで、舞妓が髪にかざした花櫛(はなぐし)のように 見えるので花魁草とつけられた。 車前草(おおばこ) 異名「蝦蟇衣(がまごろも)、おぼこ、おんぼこ。」 葉間より伸びた花茎に白色の目だたない小花を穂のようにつける。名は轍(わだち)のあるところには、どこにでも生えることからつけられた。空き地や道端に、人に踏まれても、 ほこりだらけの中でも葉を広げる雑草らしい雑草で、 この茎を、からませておおばこ相撲をとったりする。 薬効:種は車前子といって咳止め、下痢止めとして 使われる。 鬼百合(おにゆり) 異名「天蓋百合(てんがいゆり)。」 伸びた花茎に濃い黄赤色で、内側に赤色の斑点のある花を数個つける。花は下から順に下向きに開き花弁は外側に そり返っている。 食用:根は百合根と呼ばれ、柔らかく、具として使われる。 薬効:腫れ物、打ち身、乳房炎に鱗茎(りんけい)をすりつぶして、酢を混ぜたものを塗る。 大待宵草(おおまつよいぐさ) 異名「宵待草(よいまちぐさ)。」 枝先にやや大きめの黄色い花をつける。夕方花が開き、翌朝しぼむが、それにつれて色も橙赤色に変化していく。宵待草とも呼ばれ、月見草とよく間違えられる。大待宵草は十九世紀後半、ド・フリースがダーウィンの自然選択説に対抗し 突然変異説を立証する材料に使われた。 杜若(かきつばた) 異名「燕子花(かきつばた)。」 葉の幅が広く、(あやめ)よりやや大きな紫色や白色の花をつける。「いずれが、あやめか杜若」といわれるほど、あやめや花菖蒲(はなしょうぶ)と区別しにくい花である。 擬宝珠(ぎぼうし) 異名「ぎぼし、ギボ。」 百合の花に似た淡紫色の小花を房なりにつける。葉の形が欄干の宝珠のようだとして擬宝珠とつけられた。 種類も多く、目立たない花だが、欧米では愛好者も多く、 その協会まである。 葛(くず) 異名「藤葛(ふじかずら)。」 秋の七草の1つで紫赤色の蝶形の花をつける。由来は、大和国吉野郡 国栖の地名に関連しているといわれている。「万葉集」にクズの繊維を織物に使ったことを示す歌がある。 食用:くず粉として、クズ切り、クズ湯、ゴマ豆腐などにする。 薬効:漢方薬では葛根湯の名で知られる。解熱剤。 現の証拠(げんのしょうこ) 異名「たちまち草、痢病草、石屋泣かせ、みこし草、 猫足草、梟草。」 枝先に白色または紅紫色の二、三個の花をつける。関西では紅花種、関東では白花種が多い。古くから下痢止めの妙薬として利用され、その効果が確かなので「現の証拠」の 名が生まれた。 薬効:下痢止め。飲みすぎて便秘することもなく、整腸作用がるので便秘症の人にもよい。 胡麻(ごま) エジプト原産でメソポタミア地方を経て世界に広まったゴマ科の一年草。夏、紫がかった白色の花をふさのようにつける。クロゴ、シロゴマ、キンゴマなどの品種は、種子の色によるものである。 わが国には天平時代仏教とともに伝来した。 芍薬(しゃくやく) 異名「夷草(えびすぐさ)、貌佳草(かおよぐさ)。」紅や白のあでなかな大型の花をつける。容姿が美しく、しとやかな様を掉約(しゃくやく)ということから名づけられ、「立てば芍薬、 座れば牡丹」と美人の形容句にま使われるほどあでやかな 花である。 観賞:その美しさから生け花でよく使われる。 薬効:根が鎮痛薬になる。 菖蒲(しょうぶ) 葉のように見える細い花茎の中ほどに黄緑色の小さな花を穂状につける。根や茎、葉には芳香があり、菖蒲湯にしたり、邪気を払うとして軒にさしたりする習慣がある。また端午の節句に供えたのは名が尚武に通じるからで、武士のように強く勇ましくという意味がある。 睡蓮(すいれん) 異名「羊草(ひつじぐさ)、亀蓮(かめはす)」水底に根茎をもち水面に葉を浮かべ、水面に白、黄赤色の花をひとつつける睡蓮の名は夜間、花を閉じて睡ることからついた。水蓮と書くのは誤り。 芹(せり) 異名「根白草(ねじろそう)、つみまし草、根芹。」春の七草の一つで、伸びた花茎にたくさんの白い小花を傘を開いたようにつける。一ヶ所に「迫りこ迫りこ」して生えているのでこの名がついた。 月見草(つきみそう) 白色の大きな花を夕刻開き、翌日の日中に閉じることからこの名がつけられた太宰治の「富士には月見草がにあう」というのは、黄色の花を咲かせる野草の宵待草(よいまちぐさ)や大待宵草(おおまちよいぐさ)のことである。 露草(つゆくさ) 異名「鴨頭草(つきくさ)青花、藍花(あいばな)、うつしばな、 からあい。」ひとつの茎に二、三個の藍色のはなをつける。 花弁は三枚あり、下側の一枚は無色で小さいので目立たない。藍色がその美しさに比べ、水に溶けやすく変色しやすい ことから、文学では、人情のうつろいやすいことに たとえられた。 野萱草(のかんぞう) 異名「お雛草(おひなぐさ)、人形草(にんぎょうそう)。」 ユリに似た黄褐色の花をつけ、日中だけ咲く。野原に生ける萱草(かんぞう)という意味で野萱草という名がついた。 薬効:葉を煎じると膀胱炎に効果がある。 蓮(はす) 水上に出た花柄の先に紅色、淡黄色白色などの大輪の花をつける。花 の命は四日間で朝開き夕方閉じる。わが国には縄文時代末期に渡来したといわれる一九五一年、 約二〇〇〇年前の地層から蓮の種子が発見され、 大賀一郎博士の努力で発芽し、古代ハスと名づけられた。 食用:地下茎の蓮根は、日本料理の代表的な素材である。 薬効:実は滋養強壮。葉はきのこ中毒、根は止血剤として使われる。 向日葵(ひまわり) 異名「日輪草(にちりんそう)、日車草(ひぐるまそう)。」 生育が早く二メートルくらいになる。盛夏、大型の黄色い大きな花を横向きにつける。わが国には江戸時代に渡来し、花の形が太陽に似ていることから名づけられた。いつも太陽に向かって花がまわることから名づけらえたようにいわれるが、 花はあちこち向いており、事実ではない。 食用:種子は健康食品として人気がある。 糸瓜(へちま) 熱帯アジア原産のウリ科の蔓性一年草。夏、黄色花で、おしべとめしべがそれぞれ独立した花を同じ株につける。果実は円柱形をしており、その果肉内に網目状になった強い 繊維組織がある。これを垢すりに使う。 薬効:実の汁は鎮咳(ちんがい)、利尿作用があり茎から とった水はヘチマ水といって化粧水になる。 紅花(べにばな) 異名「紅藍花(こうらんか)」 奥羽、出羽の国の特産であったが、現在は山形で栽培されている。夏、筒状で橙黄色の花をつけ、しだいに紅色に変わる。名は朝露のあるうちに花を摘み染料の紅をつくるのでつけられた。 鳳仙花(ほうせんか) 異名「つまくれない、ほねヌマ。」 夏、花の色は白色、赤色、うす紅など多様で、葉の間に二、三個やや下向きに花をつける。果実は楕円形で先がとがり、「私に触れないで」という花ことばにあるように成熟するとほんの少しの刺激で勢いよく裂け、黄褐色の種子をはじきだす。 鬼灯(ほおずき) 異名「ぬかずき、赤酸漿(あかかがち)」 花茎に先が五つに裂けた黄白色の花を下向きにつける。 花が終わると次第に大きくなった萼が球形の果実を包んで 赤く熟する。 用途:実の中身を小孔から抜き、口に含んで鳴らして遊ぶ。 「秋」の草花 明日葉(あしたば) 異名「八丈草(はちじょうぐさ)。」伊豆七島、伊豆半島先端の爪木崎、三浦半島の城ヶ島など、関東地方の温暖な海岸地帯に自生する。小さな黄色い花が茎の先に群れて咲く成長が早く、葉を摘んでも翌日そこから葉が出るので明日葉の 名が生まれたといわれる。 白粉花(おしろいばな) 異名「夕化粧(ゆうげんしょう)」 赤いろ、白色、黄色、などのラッパ状の花を数個づつつける。花の終わりに黒くてしわのある球形の果実ができる。その中に、白い粉状の胚乳があり、この粉を白粉(おしろい)に たとえて名がついた。 桔梗(ききょう) 異名「あさがお、ありのひふき。」 栽培種が多いが、高原、溪谷にも自生している。青紫色または白色の吊鐘のような美しい花を咲かせる。「万葉集」巻八の山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に詠まれている朝貌(あさがお)はこのキキョウをさすといわれている 薬効:咳、痰(たん)を鎮める効果がある。 菊(きく) 異名「星見草、翁草(おきなぐさ)、契草(ちぎりぐさ)、齢草 (よわいぐさ)、かたみ草 、いなて草、金草(こがねそう) 百夜草(ももよぐさ)。」黄、白、紅、紫色の高潔で美しい花をつけ品種も多。わが国には奈良時代に渡来し鎌倉時代、 後鳥羽上皇が菊を愛用し皇室の紋章となった。天皇家は 十六弁の重弁菊花、皇族は十四弁裏菊紋で白菊が正式な紋とされ、明治二年に皇帝以外の使用を禁止した。江戸期、菊人形や菊合わせが催され、九月九日は菊の節句として 親しまれた。 鶏頭(けいとう) 異名「韓藍(からあい。」 紅、赤、黄、白色の小花を無数につけ、冠状の花穂となる。上部が著しく広がり、これが鶏のとさかに似ていることからこの名がついた。茎は太く平らで赤み帯びている。わが国でも、韓藍の名で「万葉集」に出てくるほど古くから栽培されていたが、江戸時代、疫病の原因と信じられ改良がおくれた。 薬効:花あるいは種子の粉末を、止血や下痢止めに使う。 秋桜(こすもす) 晩秋のころ白や淡紅色で肉の薄い花をつける。明治中期に渡米し、名 は秋に咲いた桜のごとく清楚で美しい花の意でつけられた。また学名コスモスは、ギリシャ語の調和、美しいという意味である。コスモスの咲 くさまはいかにも秋らしく叙情がある。 紫苑(しおん) 異名「おにのしこ草。」 九州の山間に自生する。茎の上部より出た小枝、淡い紫色の花をつける。茎は二メートルにもなるが、颱風(たいふう)などの強風にも倒れることはない。名は漢名紫怨の音読みからついた。わが国にも古くから原生し、「源氏物語」の中にも出てくる仲秋の代表花 である。 薬効:根を煎じて服用し、咳痰を鎮める。 薄(すすき) 異名「尾花、萱(かや)」 秋の七草の一つで、黄褐色または紫褐色の花穂をつけ、その各節に白い毛のついた小穂をもっている。葉の緑に鋸歯があり手を切ることもある。ススキの名 はすくすくと立つ木という意味からついたとされる。 撫子(なでしこ) 異名「川原撫子、大和撫子。」 秋の七草の一つで、先が糸のように細かく切れた淡い紅または白色の花をつける。花のようすを可憐な愛し子にたとえて名がついた。大和撫子は堅く、しと やかな婦人をほめるときに使うなど、日本人に親しみのある花の一つである。 薬用:種子を煎じて消炎、利尿剤として用い、また通経の効果があるといわれる。 韮(にら) 異名「こみら。」 伸びた花茎に白い小花多数つける。全体に特異臭放つ。わが国には中国より渡来したが、最近まで野菜として認められていなかった。 食用:独特の風味と高い栄養価がある。 彼岸花(ひがんばな) 異名「死人花、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」 秋の彼岸のころ、真紅の花を数個、輪状につける。花びらは細長く、外側にそっている。名は秋の彼岸に咲くのでつけられたが、墳墓の辺に咲くので俗に死人花ともいう。 用途:水にさらしたでんぷんを友禅の糊付けに使う。 藤袴(ふじばかま) 異名「香草、香水欄、らにの花。」 秋の七草の一つで、多数の淡い紅紫色小さい花をつける。葉や茎にクマリンと いう物質が含まれ、乾かすとよい香りがすることから身につけたり、風呂に入れたりした。 竜胆(りんどう) 異名「苦菜、えやみ草。」 高さは一メートルほどになり、藍色の鐘の形をした 花をつける。花は日光を浴びているときに開き夜や 雨天には閉じる。 薬効:根が健胃剤となる。漢名の竜胆(りゅうたん)は根が竜の胆のように苦いという意味で、リンドウはその 音訳である。 「冬」の草花 寒葵(かんあおい) 異名「常盤草(ときわそう)」 暗紫色、黄緑色の花を一枚の葉の根元に一つずつ、つけ芳香を放つ。葉は根 茎から二、三枚出し、菱の形に似ており、また冬でもその緑が美しいので寒葵と呼ばれているが、葵とは別のものである。 石蕗(つわぶき) 異名「つわ」。 六十センチくらいの茎にあざやかな黄色の花をつける。花は肉が厚くて、蕗(ふき)に似ており、つややかな光沢がある。 ツヤブキがツワブキに転じてこの名になったとされる。 葉牡丹(はぼたん) 異名「甘藍(かんらん)、隠元菜(いんげんな)、花葉牡丹(はなばぼたん)。」五十センチほどの茎の先に紫紅、白、黄色などの広葉が丸く重なり、その葉の緑が縮緬(ちりめん) 状で、牡丹の花に似ているところから名がついた。中国で は諸葛孔明が兵の食料として蒔かせたとの故事があり、それに由来して諸葛菜という。 |
春の七草 芹(せり) 薺(なずな) 御形(ごぎょう) 繁縷(はこべ) 菘(すずな) 蘿蔔(すずしろ) 仏の座(ほとけのざ) 秋の七草 萩(はぎ) 尾花(おばな) 撫子(なでしこ) 葛(くず) 女郎花(おみなえし) 藤袴(ふじばかま) 桔梗(ききょう) ![]() 錨草(いかりそう) ![]() 翁草(おきなぐさ) ![]() 桜草(さくらそう) ![]() 猩猩袴 (しょうじょうばかま) ![]() 鈴蘭(すずらん) ![]() 菫(すみれ) ![]() 蓮華草(れんげそう) ![]() 九輪草(くりんそう) ![]() フリージア ![]() 菜の花(なのはな) ![]() 福寿草(ふくじゅそう) ![]() 牧野菫 (まきのすみれ) ![]() 二輪草(にりんそう) ![]() アマリリス ![]() 水芭蕉 (みずばしょう) ![]() バンジー ![]() マーガレット ![]() 蒲公英(たんぽぽ) ![]() 朝顔(あさがお) ![]() 鬼百合(おにゆり) ![]() 犬薺(いぬなずな) ![]() 菖蒲(しょうぶ) ![]() 水仙(すいせん) ![]() 岩団扇(いわうちは) ![]() 蓮(はす) ![]() 薊(あざみ) ![]() 百合(ゆり) ![]() 向日葵(ひまわり) ![]() 睡蓮(すいれん) ![]() 三角草(みすみそう) ![]() 都忘れ (みやこわすれ) ![]() 毒溜(どくだみ) ![]() 野萱草 (のかんぞう) ![]() 大犬陰嚢( (おおいぬふぐり) ![]() 秋桜(こすもす) ![]() 山茶花(さざんか) ![]() 桔梗(ききょう) ![]() カトレア ![]() 芥菜(からしな) ![]() 黄海老根 (きえびね) ![]() 木五倍子(きぶし) ![]() 金襴(きんらん) ![]() 瘡の王(くさのおう) ![]() クレマチス ![]() 胡蝶蘭(こちょうらん) ![]() 山荷葉(さんかよう) ![]() 座禅草(ざぜんそう) ![]() 芍薬(しゃくやく) ![]() 鐘馗蘭(しょうきらん) ![]() 羅生門葛 (らしょうもんかずら) ![]() 白根葵 (しらねあおい) ![]() 白花艶麗草 しろばなえんれいそう ![]() 日々草 (にちにちそう) ![]() 春竜胆 (はるりんどう) ![]() バンジー ![]() 姫小百合 (ひめさゆり) ![]() 姫石楠花 (ひめしゃくなげ) ![]() 芙蓉(ふよう) ![]() 三椏(みつまた) ![]() 山延胡索 (やまえんごさく) |
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